ひとめぼれに穂肥をふりました
穂肥とは、稲の稔を良くするために施す追肥のこと
出穂予想の日から逆算して与えます
品種ごとに、適したタイミングがあります
タイミングをずらすと、効かせたいところに効きません
食味が悪くなったり倒伏したりくず米が多くなったり
タイミングを見極めるのも技術のひとつです
今年のひとめぼれの圃場
共立の散布機
快調です
近くの土手の上から
葉色濃い圃場薄い圃場モザイク模様が見えます
ちなみに薄い圃場が、我社のひとめぼれです
減化学肥料の特別栽培を行っているのでどうしても色が薄くなります
葉の色の濃いほうが、肥料が効いている圃場になります
肥料をたくさん使ったほうがたくさん収穫できますが、食味の面では、玄米に含まれるタンパク質の含有量が高くなりやすく食味も悪くなる傾向があります
美味しいお米を食べていただくために、使用する肥料の量をギリギリまで減らした栽培方法で作っています
そのために生育調査を行い適期適量の追肥を心掛けています
荘内地方は空梅雨です
水稲には影響あまりありません
鶴岡の特産の枝豆“だだちゃ豆”を栽培している農家さんからは、雨ほしいと聞こえてきます
出穂後の気候が気になります
今年もやってきました
無人ヘリ ヤンマーAYH3
今月末から無人ヘリによる水稲の防除が始まります
防除作業の前に、試運転と安全祈願を行いました
久しぶりなので、メーカーさんから教わりながらのエンジン始動
すぐに勘を取り戻し、綺麗にフライトしてました
その後毎年お世話になっている鶴岡天満宮に移動して、安全な防除とメンバーの健康を祈祷してもらいました
お陰様で、今までは無事故無違反で防除ができています
斎地区で無人ヘリによる水稲防除が始まって、約10年になります
担い手の減少、高齢化により共同防除が始まりました
一斉に防除することで病害虫に対する効果が高くなります
今までは病害虫の被害が出て問題になったことはありません
今年も300haの水田の防除をすることになりました
今年も安全第一で防除を行い無事実りの秋を迎えたいと思います
今日の仕事は“作溝”
“培土”とも言います
畑の培土とはちょっと違う
水を落とし、中干しをしてある程度固くなってきた表面に機械を使って溝を切っていきます
乗用作溝機のベストセラー!!名機 田面ライダーv3
95㎏超の私が乗ってもDAI丈夫
6年以上使っていますが、故障知らずで快調に走ってくれます
我社のひとめぼれの圃場です
掘った溝
その溝を水が流れていきます
圃場に溝を作る事で、入水、排水がスムーズにできるようになります
少ない水量で圃場内均一に管理することができるようになります
乾かしやすくもなるので、秋の稲刈の前ギリギリまで水かけができるようにもなります
ようやく見つけて購入した田植長
水田内の作業を行うときは、田植長と呼ばれる長靴を使用します
普通の長靴より、薄く柔らかく足にぴったりフィットして、泥の中に入っても脱げにくくなっています
以前愛用していた弘進の“ソフライト”が、売り切れになっていて手に入りませんでした
仕方なくほかの田植長を購入して使ってみたのですが、私のふくらはぎにはその長靴は小さすぎました
ひたすら足がつった状態になってしまいました
両足とも足がつって、仕事になりません
探していたところようやくよさそうな田植長を発見、すぐに購入しました
同じく弘進さんの製品です
足がつることなく作溝の仕事ができました
よかったよかった
ただ、やっぱり“ソフライト”のほうが私は好きです
弘進さんにお願い
ソフライトまた販売してほしいです
七夕の短冊にも書けばよかった
今日はJAによる“はえぬき”の分施指導がありました
穂肥を与える前に、与えるタイミングとその適切な量を把握するために稲の株を抜いてきて調査します
草丈、茎数、葉色、葉齢、そして稲の茎をカッターで割って中の様子も調べます
そして、総合的に判断して出穂の予想をします
肥料は出穂日から逆算して、タイミングを見ます
はえぬきは、出穂25日前が標準
春先の天候がよかったので乾土効果過去最高
葉色濃いめ
中干しを行い色の変化を見ることも必要
稲の穂になる“幼穂”はまだ見えませんでした
概ね、出穂の1月前と思われます
追肥までもう1週間
タイミングを外さないで追肥します
社員旅行に置いてきぼりを食らった指導員
めげずに頑張って
その後は、公民館で検討会
つまみは、稲の話と“座布団”といわれる油揚げ
ネギ、七味トウガラシ、しょう油多め
ビールが進みます
しょう油ビンが空になりました